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医療コラム

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オスグッドーシュラッター病

  • 2022年6月11日

成長途中で強度の弱い軟骨でできている脛骨結節(お皿の下の骨)が徐々に突出してきて、痛みがでます。時には、赤く腫れたり、熱を持ったりします。休んでいると痛みが無くなりますが、スポーツを始めると痛みが再発します。初期は運動後に、進行すると運動中にも、悪化すると日常生活での歩行でも痛みが出ます。

発育期のスポーツ少年に起こりやすいのが特徴です。完全に骨ができる前の、12~15歳の成長期(身長の伸びが1年で10cm程度)の男子が、バレーボールやバスケット、サッカーなどの飛んだり跳ねたり、ボールをけるスポーツをし過ぎると発生します。運動習慣の聴取やシューズの状態の確認などが重要となります。

骨端症のひとつで、成長期の骨端核における内軟骨性骨化が、主に血流障害や繰り返される機械的ストレスによって障害され、骨への置換が遅れる病態で、骨端線側の骨端で発生し、柔軟性の喪失や、腱や腱膜からの骨端への牽引力などが大きく影響しています。

4~6週間はスポーツを控えることが大切です。放っておくと、症状が長引き、結果的に競技能力の低下につながり、最悪スポーツが続けられなくなります。保護者だけでなく、指導者の理解も重要です。痛みは改善しても骨のでっぱり(骨性隆起)が残ったり、遊離骨片による痛みが残存した場合には、手術(約10%)を要することもあります。

短距離種目;14歳以下なら1回1時間半以内、週3回まで
マラソン大会;9~11才なら5km以下、12~14才なら10km以下
などが目安となります。

・アイシング
・オスグッド用サポーター
・大腿四頭筋、ハムストリングスのストレッチ(大腿四頭筋の緊張が強い場合が多い、「尻上がり現象」)
・下肢や体幹の筋力強化
・痛みが強いときのみ、内服や湿布

痛みがなくなれば段階的にスポーツ復帰は可能ですが、発症後3~6ヵ月はスポーツをすると症状が再発しやすいので、アイシング、オスグッド用サポーター、ストレッチなどを継続するよう指導しています。

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