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医療コラム

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ロコモティブシンドローム(運動器症候群)

運動器を原因として、歩行や運動・移動するための能力の低下や衰えが起きている状態で、「ロコモ」と略されて呼ばれることもあります。日常的な運動は代謝や血行にも関わっているため、ロコモティブシンドロームは健康面にも影響を及ぼします。ロコモ度テスト(2ステップテスト、立ち上がりテスト、ロコモ25)によって評価します。

要支援・要介護になった原因で最も多いのは運動器の障害とされています。健康寿命を守るためにも早期の適切なケアが重要です。こうしたことから、日本整形外科学会では介護が必要になるリスクを下げるためにロコモティブシンドロームの周知徹底に力を入れていて、チェックツールや対策のためのトレーニング法などを発表しています。

ロコモ対策の主な目的は、
・幅広い世代に移動機能低下と運動器について自覚を促し、予防につなげる(ロコトレの推奨)
・高齢者では、運動器疾患を同定し、適切な治療を行うことでQOLを改善し、進行を予防すること

いつまでも快適に歩くことができて、QOL(クオリティ・オブ・ライフ)を保ったまま暮らすために、当院ではロコモの対策や予防をしっかり行っています。ちょっとした違和感や機能の衰えに気付いたら、お気軽にご相談ください。

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