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医療コラム

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骨粗しょう症

骨の強度が減ってしまい、骨がもろく骨折しやすい骨格の状態を骨粗鬆症と言います。わが国では1000万人以上の方がいらっしゃると推測されています。骨粗しょう症では、ちょっとした負荷がかかっただけ、転んだはずみで骨折しやすくなっています。骨折しやすくなる場所としては、背骨(脊柱)・手首・大腿付け根などです。

ちなみに、過去に背骨や大腿付け根の骨折があるだけで、骨粗しょう症と診断されます。

女性ホルモンのエストロゲンは、骨代謝に大きな影響があるため、エストロゲンの分泌が減少すると骨密度も減少してしまいます。女性の更年期では、このエストロゲンが大きく減少するため、早い方では50代で、70代以上になると約2/3の方が骨粗鬆症になるとされています。特に閉経を迎えた女性は、自覚症状がなくても早めに検査を受けて、適切なケアを行ってください。加齢によるものと思われがちですが、近年では偏った食生活や過度なダイエットなど、若い女性の骨粗しょう症も増加の傾向にあるといわれています。

骨の代謝作用は、破骨細胞によって古い骨が破壊され、破壊された骨部分に骨芽細胞が働いて新しい骨が作られます。そのためには骨の成分であるカルシウム・ミネラル・たんぱく質などのほか、ビタミンDやビタミンKが必要となります。このため、骨吸収抑制剤や骨形成促進剤・ビタミンD・ビタミンKなど、患者さんの状態に適した処方を行います。

運動をすることで骨量が増えて骨が強くなり、折れにくくなります。背筋のトレーニングや身体を支える腰や膝の筋肉トレーニングとなることで、骨にかかる負担が軽減されます。また、バランス感覚が養われ、転びにくくなることで骨折リスクが下がります。ウォーキングや水泳・散歩など日常生活のなかで取り入れやすい運動がお勧めです。無理のない範囲で、適度な運動を習慣化することで、骨折の予防となります。

その他の転倒予防としては、睡眠薬を調整したり、ヒッププロテクターというおしりにクッションの入った装具を装着することもあります。

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